建築物解体工事共通仕様書とは
建築物解体工事共通仕様書とは、国土交通省官房官庁営繕部にて制定されるものであり、解体工事の安全対策や、解体にともない発生する廃材の適正な処理について定めるものです。また、アスベスト含有建築材の適切な除去などの課題へ統一的な対応を図るため、法令改正を踏まえて平成24年に改正が行われています。技術参考書として有用です。
建築物解体工事共通仕様書は、発注者・設計者・施工者および管理者が工事管理を行う際の資料として有効活用されるものです。その内容は、1章が一般共通事項となっており、一般事項・工事関係図書・工事現場管理などについてです。2章は架設工事についてであり、山留や騒音などの養生などについてです。
3章は解体施工の具体的な手順であり、4章・5章は廃棄物の処理、6章はアスベスト含有建築物の処理方法です。